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2011年3月13日礼拝メッセージ
『わたしは良い牧者です』(新約聖書 ヨハネの福音書 10章11〜30節)

『わたしは良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。』(新約聖書 ヨハネの福音書 10:11)


地震による停電を経験すると、ふだん当然のように使っている電気、それによってもたらされる光のありがたさを痛感します。神は光である方ですが、私たちにとっての光であり良い牧者である神がいつもともにおられることのありがたさを再確認していきましょう。


1.祈ることができる

地震といった自然現象を前になすすべのないときも、私たちには祈る方がいて、平安をいただくことができます。


2.聖書のことばがある

試練の中でほんとうにつらい時、人の言葉も励ましにはなりません。私たちの心に真の慰め、励ましを与えるのは私たちを造られた神のことばです。


3.永遠に奪われないささえがある

地震や津波によって、人々が築きあげたものが一瞬にして奪われました。しかし、何によっても奪われないものがあります。それは神との間に築きあげた信頼です。それが永遠に残るものであり、ささえとなるものです。


大災害を経験すると、普段腹を立てたり悩んだりしていることが、いかにたわいのないことであるかを思わされます。もっと大事なものに目を留めていかなくてはなりません。私たちにとって最も大切なことは、神への信頼を増し加えることです。


神への信頼はどのように築かれるのか、これまでも学んできているように、それは自分の罪に気づき、ゆるされ、神の愛を体験することを通してです。人には罪に対する誤った抵抗感があり、なかなか認めることができず、それが神の愛を体験することを妨げています。しかし、神からしてみれば、罪は人の病気であり、さばくのではなくいやしたいものです。イエス様はそのために来られました。ですから、私たちは安心して神の前に罪(病、弱さ)を認め、いやしていただけばよいのです。


『・・・ユダヤ人たちは、イエスを取り囲んでいった。「・・・もしあなたがキリストなら、はっきりそう言ってください。」
イエスは彼らに答えられた。「わたしは話しました。しかし、あなたがたは信じないのです。・・・それは、あなたがたがわたしの羊に属してないからです。わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。また私は彼らを知っています。そして彼らはわたしについてきます。
わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、誰もわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。・・・」』(新約聖書 ヨハネの福音書 10:24〜30)




大災害の中で、誰もが死と隣り合わせとなり、より死を間近に感じています。誰もがいずれ死を迎えます。死に対して、私たちは備えができているでしょうか。イエス様が救い主である、このことを私たちは信じて、決して奪われることのない永遠のいのちをいただきました。上記のイエス様のことばの通り、力強い保証をいただいています。これが死に対する備えです。


死に対する備えをいただいた私たちは、まだ備えのない人たちに福音を伝えなければなりません。日本には大変多くの宗教がありますが、それは日本人の恐れの強さを表しています。恐れから周りを気にし、いろんなものにしがみつき、手放せないのです。恐れを完全に取り除くことができるのは、私たちを造られた神おひとりです。私たちはあらためて、まだ救われていない家族や友達の救いを祈り、福音を伝えていきましょう。