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2007年7月29日
使徒の働き その2
(新約聖書 使徒の働き 17章16節〜34節)

『さて、アテネでふたりを待っていたパウロは、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを感じた。そこでパウロは、会堂ではユダヤ人や神を敬う人たちと論じ、広場では毎日そこに居合わせた人たちと論じた。・・・そこで彼らは、パウロをアレオパゴスに連れて行ってこう言った。「あなたの語っているその新しい教えがどんなものであるか、知らせていただけませんか。私たちにとっては珍しいことを聞かせてくださるので、それがいったいどんなものか、私たちは知りたいのです。」アテネ人も、そこに住む外国人もみな、何か耳新しいことを話したり、聞いたりすることだけで、日を過ごしていた。』(新約聖書 使徒の働き 17:16〜21)


ギリシャのアテネに着いたパウロは町が偶像でいっぱいなのを見て心に憤りを感じました。そして、会堂や広場で福音を伝えていたところ、町の人々はパウロの話に興味を持ち、もっと大勢の人が話を聞けるようにパウロを連れ出し、話をするように頼みます。アテネの人々は、耳新しいことを話し、聞くことで日を過ごしていたとありますが、それは今の日本人ともよく似ています。パウロはどのような切り口で彼らに伝道したのか、この後の箇所を通してみていきましょう。


『そこでパウロは、アレオパゴスの真中に立って言った。「アテネの人たち。あらゆる点から見て、私はあなたがたを宗教心にあつい方々だと見ております。私が道を通りながら、あなたがたの拝むものをよく見ているうちに、『知られない神に。』と刻まれた祭壇があるのを見つけました。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるものを、教えましょう。この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。また、何かに不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです。』(新約聖書 使徒の働き 17:22〜25)


まず、パウロは偶像がたくさん造られていることを通し、人々の宗教心の篤さを見出します。未信者の人たちが普段やっていることの中に、神様を求めるきっかけがあります。それを見つけているのです。さらに「知られない神に」という祭壇の文字を見つけ、それを引用し、彼らが知らずに拝んでいる神様について、話を始めました。


神は天地を造った方なのに、なぜ人が家を造ってあげたり、助けてあげなければならないのかと、彼は人々に疑問を投げかけています。私たちは普段、与えられた情報をあまり疑うことなく、受け入れてしまっています。人が作った宗教においては、誤った情報を鵜呑みにし、疑いを抱かせないようにしています。いわゆるマインドコントロールされている状態です。その状態にある人は、本人はあると思っているのですが、自分の意志がありません。マインドコントロールを解くためには、「かおかしい」と疑問を持てる切り口を提供することです。「なぜ?」と疑問を持つことができれば、真実が見えてくるからです。


『神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。これは、神を求めさせるためであって、もし探り求めることでもあるなら、神を見いだすこともあるのです。確かに、神は、私たちひとりひとりから遠く離れてはおられません。』(新約聖書 使徒の働き 17:26〜27)


神様はこの世界を、誰でもどこからでも探せば神を見出せるように造られました。ですから、まことの神を見出せない人は、探していないということになります。芸術、科学、政治、スポーツ・・・どの分野においても、追求していくことにより、神様を見出す人がいます。探すとは、謙虚にならなければできません。自分の知識で納得できなければ認めない、と自分が神よりも上に立っている人は、なかなか見出すことが難しいのです。

神様を信じれば問題がなくなるというわけではありません。しかし、私たちは神様を見出せたように、問題の答えも必ず見出せるように、神様は助けてくださいます。


『わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。・・主の御告げ。・・それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。あなたがたがわたしを呼び求めて歩き、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに聞こう。もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるだろう。』(旧約聖書 エレミヤ書 29:11)

『求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。』(新約聖書 マタイの福音書 7:7)


神様は私たちが求め、探すことを待っておられます。その中で私たちの内に忍耐を養い、問題の解決へと導いてくださるのです。



神木イエス・キリスト教会


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