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2006年6月4日 礼拝メッセージ
三位一体の神
(旧約聖書 創世記1章1節)

「三位一体(さんみいったい)」をはじめ、神様についての教理は人間にとってたやすく理解できることではありません。なぜなら、人間は神様によって造られた存在であり、もともと能力に限界があり、造った方である神様を完全に理解することなどできないからです。それをなんとか自分の限られた理解力で納得できるように解釈すると、間違った方向へ行ってしまいます。キリスト教の異端が生まれてきたのもそのためです。


神様について正しく認識するための大前提があります。それは、「神のことは神に教えてもらわなければ分からない」ということです。ある人について知ろうと思ったら、その人から紹介してもらわなければ分かりません。それなのに、神様に関してはとかく人それぞれが勝手な想像で解釈しがちです。「神様がいるなら、なぜ戦争が起こるのか」(←神様は人間に自由意志を与えているから、神様に求めなければ関与されない)、「神様は目に見えないからいない」(←神様の姿を知っていなければ言えない)といった意見も、勝手な解釈によるものです。


神様を知る道は、神様が言われること、すなわち聖書の言葉をそのまま信じること、そこにしかありません。あなたがどう思うかではなく、聖書はどう語っているのか、それを信じることです。ですから、神を知る道はすべての人に対して平等に開かれています。難しい技能や訓練など必要ありません。むしろ人間が自分の能力や努力で神様を知ることがないように神様は誰にでもできる「信じる」という道を置かれました。そこに神様の知恵があります。


事実、この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは、神の知恵によるのです。それゆえ、神はみこころによって、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救おうと定められたのです。

『ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシヤ人は知恵を追求します。しかし、私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです。ユダヤ人にとってはつまずき、異邦人にとっては愚かでしょうが、・・・』(新約聖書 コリント人第一の手紙 1:21〜23)


人間は創造主を理解することはできません。その証拠にあなたはこの質問に答えられるでしょうか。「あなたはどこから来たのか?」「あなたはどこに居るのか?」「あなたはどこに行くのか?」こんな簡単な質問の答えすら、人間の知恵では獲得できません。人間の知恵には限界があり、神様のことについて知る道は「信じる」それだけだということを認識しておきましょう。


三位一体とは、『父(父なる神様)』『御子(イエス・キリスト)』『聖霊(御霊)』という3つの人格をもっておひとりの神様であるという意味です。そのことが聖書でどのように記されているのか具体的に見ていきましょう。


1.3つの人格でひとつであること(三位一体)

『初めに、神が天と地を創造した』(旧約聖書 創世記 1:1)では、原語で『神』(エロヒーム)には複数形が用いられていますが、『創造した』という動詞は単数形になっています。

『そして神は、「われわれに似るようにわれわれの形に、人を造ろう・・・』(旧約聖書 創世記 1:26)

「神である主は仰せられた『見よ。人はわれわれの一人のようになり・・・』(旧約聖書 創世記 3:22)


2.天地創造をしたのは三位一体の神

父なる神様が天地万物を創造し、イエス・キリストも父なる神様によって造られたのだという解釈がありますが、それは間違いです。イエス・キリストも聖霊様も被造物ではなく最初から存在し、創造の働きに関わっていたことを以下の箇所が示しています。

『地は形がなく、何もなかった。やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた。』(旧約聖書 創世記 1:2)

『神の霊が私を造り、全能者の息が私にいのちを与える。』(旧約聖書 ヨブ記 33:4)

上記『神の霊』=聖霊様の存在を表しています。

『すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。』(新約聖書 ヨハネによる福音書 1:3)
上記『この方』がイエス・キリストを指していることは前後の文章から分かります。

『なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。』(新約聖書 コロサイ人への手紙 1:16〜17)


3.神と呼ばれるのは父なる神のみ?

『…どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、…あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。』(新約聖書 使徒行伝 5:3〜4)

『聖霊も私たちに次のように言って、あかしされます。『それらの日の後、わたしが、彼らと結ぼうとしている契約は、これであると、主は言われる。わたしは、わたしの律法を彼らの心に置き、彼らの思いに書きつける。』』(新約聖書 ヘブル人への手紙 10:15〜16)
上記より聖霊様も神と呼ばれていることが分かります。
イエス・キリストについても以下の通りです。


『トマスは答えてイエスに言った。『私の主。私の神。』』(新約聖書 ヨハネによる福音書 20:28)

『祝福された望み、すなわち、大いなる神であり私たちの救い主であるキリスト・イエスの栄光ある現われを待ち望むようにと教えさとしたからです。』(新約聖書 テトスへの手紙 2:13)

『イエス・キリストのしもべであり使徒であるシモン・ペテロから、私たちの神であり救い主であるイエス・キリストの義によって私たちと同じ尊い信仰を受けた方々へ。』(新約聖書 ペテロ第二の手紙 1:1)



4.誰があなたの内に住まわれているのか?

・キリスト

『こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。』(新約聖書 エペソ人への手紙 3:17)

・ 父なる神とキリスト

『イエスは彼に答えられた。『だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。』』(新約聖書 ヨハネによる福音書 14:23)

・ 聖霊

『わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。』(新約聖書 ヨハネによる福音書 14:16〜17)


今日、ペンテコステは、私たちに助け主である聖霊様を与えられたことを記念する日です。ペンテコステについては次のように書かれています。

・ 父の約束

『…イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」』(新約聖書 使徒行伝 1:4〜5)

・ 外国語で祈りだした・・・助け主を与えられた印

『五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。』(新約聖書 使徒行伝 2:1〜4)


三位一体の神について見てきましたが、まだ理解しがたい部分があるかもしれません。しかし、大切なのは、自分がどう思うかではなく、神様の言うことだから信じるという心の態度です。自分には理解できないことがあることを認め、謙遜になって神様を信じる人を神様は喜ばれます。



神木イエス・キリスト教会


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