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2006年2月12日 礼拝メッセージ
内側をきよくしましょう
(新約聖書 ルカによる福音書 11章37〜42節)

『イエスが話し終えられると、ひとりのパリサイ人が、食事をいっしょにしてください、とお願いした。そこでイエスは家にはいって、食卓に着かれた。そのパリサイ人は、イエスが食事の前に、まずきよめの洗いをなさらないのを見て、驚いた。すると、主は言われた。「なるほど、あなたがたパリサイ人は、杯や大皿の外側はきよめるが、その内側は、強奪と邪悪とでいっぱいです。愚かな人たち。外側を造られた方は、内側も造られたのではありませんか。とにかく、うちのものを施しに用いなさい。そうすれば、いっさいが、あなたがたにとってきよいものとなります。だが、忌まわしいものだ。パリサイ人。あなたがたは、はっか、うん香、あらゆる野菜などの十分の一を納めているが、公義と神への愛とはなおざりにしています。これこそ、実行しなければならない事がらです。ただし他のほうも、なおざりにしてはいけません。』(新約聖書 ルカによる福音書 11:37〜42)


パリサイ人達はイエス様がしきたりを守らないことにつまずき、怒りました。彼らは神様の命令を自分たちなりに解釈し、自分たちの生活習慣に置き換え、それをしきたりとして守っていることで神様の御言葉に従っていると認識していました。ですから彼らには、イエス様がしきたりを行わないことは神様を侮っているように受け止められたのです。そして自分たちこそ神様の御言葉に従っているのだと自負していました。


人は形を守っていれば良いと思います(例えば、礼拝を守っていれば信仰がある等)が、神様の目にはそうではありません。神様が問題にするのはいつでも私たちの内側です。イエス様はそんな彼らに、形を守ることには意味がないこと、外側はきよくても内側(心)は汚いことを示されました。


「うちのものを施しに用いなさい。」とは、心を奪う(支配する)ことではなく、与えることに用いなさいという意味です。しかしそれは神様にしかできないことです。まず神様を心の中にしっかりと受け入れ、神様との関係を築いていく必要があります。人が救われるのが行いによるのではなく、信仰によるのと同じように、人がきよいかどうかも、外側の行いではかれるのではなく、内側がきよくなることで自ずと外側もきよくなるのです。


では内側がきよくなるとはどういうことでしょうか。それは、神様と自分の関係を邪魔するもの(罪)を取り除くことです。パリサイ人達は「きよめの洗い」という儀式を神様に喜ばれるものとして神様と人との間においてしまいました。彼らは、そうすることで神にではなく儀式に心が向いているのです。また、マルタもイエス様を接待し、自分が喜ばれることにばかり心が向き、イエス様自身に心が向いていませんでした。神様と自分との間には、何もおいてはいけません。


神様との関係を邪魔するものをさらに具体的に見ていきましょう。それは自分の心の拠り所とも言えます。自分の心を休ませ、楽しませるものを置き、思い通りにならなければ怒りが来ます。お酒やたばこも、それによって心の安らぎを得る依存性のあるものです。また、カトリックにおいては神様と人との間にマリヤや聖人を置きます。その他にも人それぞれに異なる拠り所を持ってしまいます。しかしそれらは私たちと神様との距離を遠ざけているのです。


神様はそれらの邪魔を取り除き、私たちに近づきたいと願っておられます。そのために神様は人に試練を与え、拠り所を奪い取ろうとされます。旧約聖書ヨナ書に登場するヨナは、神様から使命を与えられ、逃げ出しますが、逃げ場がなくなり、そこで神様と向き合いました。ヨブは持っているものすべてを奪われ、何にも頼ることができなくなった時、自分の弱さに気づき、悔い改めることができました。神様は私たちと個人的な交わりを望んでおられま
す。私たちに自由意志が与えられているのもそのためです。


試練の中で、人は自分の弱さを知ります。本当に自分の弱さを知れば、神様に頼らずにはいられなくなり、神様の恵みに気づくのです。それが神様に近づくということです。神様に近づくに連れて、その人の祈りも成長していきます。最初は自分の願い事だけを祈りますが、そのうちに人のためにとりなしの祈りをするようになり、さらに神様に近づくと、自分の弱さが守られるように祈るようになります。神様と正面から向き合って、神様との間を隔てる自分の拠り所をひとつひとつ悔い改めていきましょう。


人は自分で自分をきよくすることはできません。これは主の訓練により、体で覚えていくものです。ただし、試練にあった時、私たちの側で努力しなければならないことがあります。それは次の3つです。


1.どんなにつらくても神様だけに頼る

人に頼ることや、自分の楽しみに逃げずに、神様と向き合いましょう。


2.愚痴を言わない

周りを批判する時というのは、自分の本当の姿が見えず、人にばかり目が向いている証拠です。自分を見つめれば、とても愚痴など言えるような者ではないと気づきます。


3.感謝する

どんな困難な問題にぶつかっても、それが自分の死の間際だったら、たいした問題ではありません。人にとって最大の問題は、天国に行けるかどうかです。


どのような状況も、神様との関係を深めるためのきっかけとなります。そのことに心を留めていきましょう。



神木イエス・キリスト教会


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