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2005年6月5日 礼拝メッセージ
ザカリヤに語る御使い
(新約聖書 ルカによる福音書1章より)

『ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、主の神殿にはいって香をたくことになった。彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。ところが、主の使いが彼に現われて、香壇の右に立った。これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、御使いは彼に言った。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。』(新約聖書 ルカによる福音書 1:5〜13)


ルカは冒頭で述べているように、この福音書を書くにあたって、綿密に調べ、正確を期することを心がけていました。5節に登場するユダヤの王ヘロデとは、歴史に実在する人物として確認されています。この部分だけでなく、聖書には歴史上実在する人物が多数出てきます。このことも、聖書が正確に書かれていることの一つの証となっています。


この箇所では、子供のいなかったザカリヤとエリサベツの夫婦に、子供が与えられることを御使いが知らせに来たことが書かれています。ここから分かるのは、人の命は神様によって創られるということです。命は神の主権の中にあり、すべての命に神の意図があるのです。


その知らせを聞いた時、ザカリヤは不安を覚えました。そんな彼に対し、御使いが発した第一声は「こわがることはない」です。人は何かにつけて不安を覚えるものです。そんな私たちに対し、神様は「こわがることはない」と語られます。神様は私たちの恐れを取り除く方であり、これがキリスト教の本質です。世の中の宗教の多くは、逆に恐れを与えて人の心をコントロールしようとします。「これをしなければ地獄に行く」といった具合です。しかし、聖書の神様は、恐れによってではなく愛によって、私たちを支配する方です。


生まれてくる子の名前を「ヨハネ」と名付けるよう、御使いは言いました。ヨハネとは、「神は恵み深い」という意味があります。これは神様が付けた名前です。神様は彼だけでなく、私たち一人一人に呼び名をつけてくださっています。それは私たち一人一人に特別な計画を持っておられるからです。


『その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子供たちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」』(新約聖書 ルカによる福音書 1:14〜17)


ここに、ヨハネに対する神様の計画が書かれています。神様の計画をその人が実行していくためには、心が良い実を結んでいく必要があります。どんな実を結ぶかは、その人が自分の心を何によって満たすかで変わってきます。すべての人の心は渇きを感じます。その渇き自体は悪いものではありません。渇きを何で満たすかが問題なのです。酒を飲んで心の渇きを満たそうとすると、つまり、肉なるもので心を満たそうとすれば、悪い実を結び、神様の計画に歩むことができません。良い実が結ばれるのは、聖霊に満たされることによってです。

ヨハネに対する神様の計画は、すでに旧約聖書に書かれていました。


『見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」』(旧約聖書 マラキ書 4:5,6)


このエリヤとはヨハネを指しています。神が彼に与えた務めは、人の心を神に向けること、つまり悔い改めに導くことであったことが、ここからも分かります。


『そこで、ザカリヤは御使いに言った。「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年をとっております。」御使いは答えて言った。「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです。ですから、見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、おしになって、ものが言えなくなります。私のことばを信じなかったからです。私のことばは、その時が来れば実現します。」』(新約聖書 ルカによる福音書 1:18〜20)


ザカリヤは御使いのことばをすぐに信じませんでした。そのため、子供が生まれるまで話せないようにされました。しかし、神様は彼のことでご計画を変えることはしませんでした。神様は私たちが疑おうが、ご自分の計画を必ず成し遂げられるのです。神様の強い意志があるのです。ヨハネを通し、人々の心をイエス・キリストへと向かわせ、イエス・キリストを信じる者を救うというご計画を神は実行されました。神様は決してあきらめないのです。


神様は私たちに対するご自分の計画も成し遂げてくださいます。ですから、いつも心を聖霊によって満たされましょう。神様が私たちと共に行かれます。



神木イエス・キリスト教会


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