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2005年1月23日 礼拝メッセージ
アブラハムの義
(新約聖書 ローマ人への手紙4章より)

『それでは、肉による私たちの先祖アブラハムのばあいは、どうでしょうか。もしアブラハムが行ないによって義と認められたのなら、彼は誇ることができます。しかし、神の御前では、そうではありません。聖書は何と言っていますか。「それでアブラハムは神を信じた。それが彼の義と見なされた。」とあります。』(新約聖書 ローマ人への手紙 4:1〜3)


ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の3つの宗教とも、アブラハムを自分たちの信仰の父としています。アブラハムは神様によって「義」(罪がない者として天国へ行けるということ、救われたということ)と認められました。アブラハムが義とされた理由の解釈によって、宗教が分かれているとも言えます。聖書には義とされた理由がどのように書いてあるのか、さらに詳しく見ていきましょう。


『そして、彼を外に連れ出して仰せられた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる。」彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。』(旧約聖書 創世記 15:5,6)


『彼は望みえないときに望みを抱いて信じました。それは、「あなたの子孫はこのようになる。」と言われていたとおりに、彼があらゆる国の人々の父となるためでした。アブラハムは、およそ百歳になって、自分のからだが死んだも同然であることと、サラの胎の死んでいることとを認めても、その信仰は弱りませんでした。彼は、不信仰によって神の約束を疑うようなことをせず、反対に、信仰がますます強くなって、神に栄光を帰し、神には約束されたことを成就する力があることを堅く信じました。だからこそ、それが彼の義とみなされたのです。』(新約聖書 ローマ人への手紙 4:18〜22)


神様がアブラハムにこの約束をしたとき、彼も彼の妻もすでに老人でした。子供が与えられるのは不可能としか考えられない状況でも、彼は神様の言葉を信じました。その信仰を見て、神様は彼を義と認めたと書かれています。ここで分かるのは、神様が人を義と認めるのは、その信仰によるのであって、その人の行いによるのではないということです。アブラハムが何か立派なことをしたので彼を義と認めたとは書いてありません。神様は彼に義とするための条件を何も課していないのです。


何かの行いによって得られるものは報酬です。私たちの社会は報酬によって動いています。また、世の中の宗教はみな、何か立派なことをしたら、あるいは多額の寄付をすれば救われるといった、報酬の考え方をしています。ユダヤ教とイスラム教は、アブラハムがよい行いをしたから義と認められたという考え方をしています。確かに彼は神様の言葉に従い、行いにおいて立派な人物でした。しかし、それが義と認められた理由ではありません。この点がキリスト教と違うのです。キリスト教においては、救いは報酬ではなく、神様から一方的に与えられる恵みです。


私たちが、神様を信じるーつまり、私たちを救ってくださるのは私たちを造った神様だと認めるなら、その信仰を見て神様は私たちを義としてくださり、救ってくださいます。神様は像に表すことなど到底できない方です。ですから、造られたものを拝んではならないと書いてあります。造られたものは神ではありません。神様は私たちを、そしてすべてのものを造られた方です。神様は私たちを造った以上、私たちを愛し守る責任があるので、私たちがその方を認めるなら、必ずそのようにしてくださいます。


ここまで見てきて、神様はアブラハムに対し、信仰の訓練をされたことが分かります。どこまで神様の約束を固く信じることができるかを注目しておられました。そして、彼は最後まで約束を信じ、義と認められたのです。神様は私たちに対しても同じように信仰の訓練をしておられます。聖書には神様の約束がたくさんあります。神様は約束を必ず成就されると私たちは固く信じているでしょうか。次の御言葉も神様の約束の一つです。


『「・・・わたしが彼らから離れず、彼らを幸福にするため、彼らととこしえの契約を結ぶ。わたしは、彼らがわたしから去らないようにわたしに対する恐れを彼らの心に与える。わたしは彼らを幸福にして、彼らをわたしの喜びとし、真実をもって、心を尽くし思いを尽くして、彼らをこの国に植えよう。」』(旧約聖書 エレミヤ書 32:40〜41)


ここに神様は私たちを幸福にすると約束しておられます。私たちは自分のつらい状況を見てつぶやくのではなく、神様の約束を信じることができます。十字架を見上げたとき、イエス・キリストが私たちのためにしてくださったことを思い起こし、神様の数々の約束を思い起こし、信じていましょう。



神木イエス・キリスト教会


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