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2003年11月23日 礼拝メッセージ
平安はキリストから
(新約聖書 ピリピ人への手紙1章より)


『どうか、私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。』(新約聖書 ピリピ人への手紙1:2)


誰もが心に平安を得たいと求めています。そして、どうしても見えるものによってそれを得ようとしてしまいます。人から愛されることで、心が満たされることを求めるのもそうです。また、多くの財産を手にしようとすることもそうです。また、目標を設定し、それを達成する満足感によって得ようとすることもそうです。

しかし、目に見えるものを求めた結果、一時は満たされたように思えるかもしれませんが、手にするのは平安とは逆のものです。イエス様から目を離すから不安になるのです。平安は、主イエス・キリストから来るということを私たちは忘れてはなりません。


『あなたがたが、・・・・キリストによって与えられる義の実に満たされているものとなり、神の御栄えと誉れが現されますように。』(新約聖書 ピリピ人への手紙1:10,11)


私たちが死んだら、目に見えるものは持っていくことができません。唯一もっていくことができるのは、たましいです。たましいの内にイエス様が実をならしてくださいます。それが唯一の財産であり、「義の実」なのです。義の実はどのようになるのでしょうか。


『しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、私の力は、弱さの内に完全に現れるからである。」と言われたのです。』(新約聖書 第2コリント人への手紙 12:9)


自分の弱さを知るなら、主を頼らざるを得ないでしょう。私たちが強がるのをやめて、自分のありのままの姿をイエス様の前にさらけだし、自分が弱いことを認める時、イエス様が実をならせてくださるのです。

パウロはこの手紙を獄中から書いています。当時はキリスト教に対して激しい迫害がありました。その中でパウロは福音を宣べ伝え続けたために捕らえられました。福音を語れば捕まるという状況において、パウロと行動を共にしていたクリスチャンたちは、ひるむことなく、ますます大胆に福音を語るようになりました。なぜ彼らはこういった危険な道を選択出来たのでしょうか。

信仰とは常にリスクをとる行為です。リスクがなければ神を頼る必要もありません。私たちが現実に見える保証がないのに、あえて神の約束を信じて踏み出すなら、神は必ず助けてくださるのです。彼らは神を信じてあえてリスクを取りました。そのことで、ローマ帝国は一転してキリスト教国となり、全世界にキリスト教が広まったのです。私たちも、神を信じて神の喜ばれる方を選択しましょう。


『私にとっては、生きることはキリスト・・・。』(新約聖書 ピリピ人への手紙 1:21)


これはどういう意味でしょうか。私たちはみなキリストのからだに属しています。自分の体で考えてみると、手は手として独立して生きているのではなく、その人自身として生きているのです。ですから、手の価値はその人の価値そのものです。

私たちの価値もキリストの価値と同じです。私たちがキリストにつながって一つであることを認識できなければ、いつも不安でしょう。しかし、一つからだであると分かると、自分の価値で悩むことはありません。

私たちの命が一つであることは、客観的にも説明できます。見ず知らずの子どもが車にひかれそうになると、自分も危険なのにとっさに助けようとしないでしょうか。また、ニュースでも川におぼれた人を助けようとして命を落とした人の話を聞きます。なぜ危険を顧みず、無意識にそのような行動をしてしまうのか、それは、自分の命だからとしか説明がつかないのです。


『・・・あなたがたは霊を一つにしてしっかりと立ち、心を一つにして福音の信仰のために、ともに奮闘しており、また、どんなことがあっても、反対者たちに驚かされることはないと。』(新約聖書 ピリピ人への手紙 1:27,28)


私たちは、神に喜ばれることを選択して進もうとすると、そのことに反対する人が出てくるでしょう。しかしそこで気落ちしてしまうと、前に進みません。そういった時にピリピの人たちはどうしていたのかが、ここに書かれています。共に祈ることによって霊を一つにすることができます。共に祈るとは、問題を共有するということです。共に祈ることは、神の喜ばれることを進めていく上で、欠かせないものです。


『あなたがたは、キリストのために、キリストを信じる信仰だけでなく、キリストのための苦しみをも賜ったのです。』(新約聖書 ピリピ人への手紙 1:29)


私たちはイエス・キリストを信じることによって、赦され、救われた喜びだけでなく、反対され、迫害されるという苦しみも与えられました。信仰を持てば、反対者が現れます。それは避けられません。私たちはその人たちのために祈ることが必要です。その中で、私たちに、どんな反対にもおびやかされない、まことの平安が与えられるのです。



神木イエス・キリスト教会


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