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2003年10月12日 礼拝メッセージ
エペソ人への手紙
(新約聖書 エペソ人への手紙2章より)

この章の前半には私たちがどのように救われたかということが書かれています。


『あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。』(新約聖書 エペソ人への手紙 2:8)


私たちが救われたのは、私たちの努力ではなく、ただ神の恵みによって、信仰によるものでした。そして後半にはどのように生きていくかということが書かれています。そのテーマは「律法に死ぬ」です。律法に死ぬための3つのステップがあります。

第1のステップは律法の本質を理解することです。

理解できなくても、まず聞くことが大切です。 キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。


『敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。』(新約聖書 エペソ人への手紙 2:15)


敵意とは、憎しみ、不平、つぶやきといったものですが、これは律法によって創り出されたものだと書かれています。敵意は律法を指します。


『このことは、二つのものをご自身において新しいひとりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、また、両者を一つのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。』(新約聖書 エペソ人への手紙 2:15,16)


敵意、つまり律法は十字架によって破棄されるものだと書かれています。

第2のステップは、自分と出会うことです。

それは試練にあうことによって得られます。試練とはわざわいのことではありません。自分と出会うきっかけです。ですから出来事は重要ではなく、自分と出会うことができるかが重要なのです。そのきっかけは人によって異なるものです。自分と出会うとはどういう事でしょうか。それは自分の中の嫉妬心を見出すことです。なぜ嫉妬心があるかというと、私たちには愛されたいという欲求があるからです。しかしそれを隠すために嫉妬心を別の感情に置き換えます。

マルコ14章には、そのことをあらわすエピソードがあります。一人の女性がイエス様のために高価な香油を惜しげなく注ぎました。それを見た弟子たちはもったいないと憤慨し、なぜ売って貧乏な人に施しをしないのかと女性を責めました。弟子たちの言っていることは正しいように見えますが、イエス様は弟子たちをたしなめ、女性をほめました。

なぜ弟子たちは憤慨したのでしょうか。言っていることは正しくても、心は間違っていました。弟子たちは捧げるものを持っていませんでした。そしていつも誰が一番かということを競い合っていました。そこへ自分たちにはできないことをした女性を見て、嫉妬心から正論を装って責めたのです。弟子たちはこの時自分の嫉妬心と向き合って、それを認め、イエス様に助けを求めたなら、造り替えられていたことでしょう。

第3のステップは自分の嫉妬心を認めた後、どうするかということです。

それは、自分にギブアップして「イエス様、この嫉妬心を何とかしてください」と助けを求めることです。その祈りが十字架に死ぬことです。その祈りは何度となく繰り返されることでしょう。私たちは死に続けていくのです。そうするうちに私たちのうちにある嫉妬心はなくなりはしなくても、小さくなり、御霊の実が大きくなっていきます。

私たちは積極的に自分と向き合い、自分の中の嫉妬心を認め、主に助けを求めましょう。恵みの扉はその時に開かれるのです。そして、私たちがどうなるのかということが次のみことばに書かれています。


『あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。』(新約聖書 エペソ人への手紙 2:20〜22)


私たちはキリストのからだという建物の一部です。どれが抜けても欠陥になります。体の部分は互いにねたみ合う関係ではありません。互いに必要としている関係です。私たちのうちにある嫉妬心を主に差し出し、主が扱ってくださり、律法に死に続けていくほど、キリストの体は成長していきます。主の前に嫉妬心を隠さず、ありのままの姿で助けを求め続けましょう。



神木イエス・キリスト教会


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